この記事は広告リンクを含みます。Amazonのアソシエイトとして、PCMASTERは適格販売により収入を得ています。
画像生成AIのグラボ選びは、使うワークフローが必要とするVRAMを確認するところからです。生成だけでなく、高解像度化、複数画像の編集、学習、動画まで行うかで条件が変わります。
ComfyUIが起動することと、目的の処理が快適に終わることは別です。GPUの世代や価格だけではなく、モデルと処理の組み合わせで比較しましょう。
買う前に、この5項目を書き出す
- 使いたいモデルの正式名と、配布されている精度・量子化。
- 生成する画像の縦横サイズ。
- 1枚ずつ作るか、複数枚を同時に処理するか。
- 追加の制御、画像編集、拡大などを組み合わせるか。
- 推論だけか、LoRAなどの学習も行うか。
同じモデル名でも、処理の追加で必要量は変わります。新しいモデルに使えるかは、ComfyUIの開発元と該当モデルの公式ワークフローで確認してください。独自ノードや依存ライブラリへの対応は、GPUの容量とは別に調べます。
公開されているVRAMの数字を読む例
ComfyUIのFLUX.2 Klein 4Bガイドでは、distilledで8.4GB、baseで9.2GBというVRAMの記載があり、速度の掲載条件にはRTX 5090が使われています。
この数字から「8GBグラボならどの設定でも動く」「16GBなら5090と同じ時間」とは判断できません。モデルの版や設定、他の処理によって使用量が変わり、VRAM容量と計算速度は別の指標です。記事や動画の比較を見るときは、GPU名だけでなくワークフロー、解像度、精度、ソフトの版がそろっているか確認します。
16GBの候補は、容量以外の違いも比べる
| 購入候補 | VRAM | 設置・電源で確認する点 |
|---|---|---|
| ASUS Dual RTX 5060 Ti 16GB OC(DUAL-RTX5060TI-O16G) | 16GB | 長さ229mm、メーカー推奨550W |
| MSI RTX 5070 Ti 16G GAMING TRIO OC | 16GB | 長さ338mm、メーカー推奨750W |
寸法と電源はASUSとMSIの対象型番仕様です。どちらも同じ16GBなので、16GBで入りきらない作業を、もう一方へ替えるだけで解決できるとは限りません。
予算を抑えて16GBを確保したい、短いカードを探したい場合はASUS Dual RTX 5060 Ti 16GB OC(DUAL-RTX5060TI-O16G)が比較候補になります。計算性能も重視してMSI RTX 5070 Ti 16G GAMING TRIO OCを選ぶ場合は、使いたいワークフローの同条件比較を確認して価格差を判断してください。当サイトでこの2枚の生成時間を実測したわけではありません。
VRAM不足が出たら、買い替え前に試す順番
まずエラーが本当にGPUメモリ不足なのか、モデルの欠落や依存関係の失敗ではないかを確認します。メモリ不足なら、ほかのGPU使用アプリを閉じ、公式の最小ワークフローに戻し、同時枚数を1枚にするなど、変更を一つずつ試します。
次に解像度や追加処理を見直します。対応する低精度モデル、オフロード、分割処理などを利用できる場合もありますが、画質・速度・必要RAMへの影響を確認してください。どのモデルにも同じ設定が使えるわけではありません。無関係な起動オプションを大量に追加するより、開発元の対応方法に沿って切り分けます。
24GB・32GBを考える理由を明確にする
上位容量のGPUを検討する理由は、特定の処理が16GBに収まらない、毎回の分割やオフロードの待ち時間を減らしたい、より大きいモデルや学習に使う、といった具体的な不足です。必要量をまだ測れていないなら、手持ち環境や適切な試用環境でワークフローを確かめると無駄を減らせます。
中古GPUでは保証、使用歴、端子、カードの寸法も確認します。画像生成だけでなくLLMも動かす場合は、それぞれの条件を満たすか別々に確認してください。Strataのような分散配置の動作例を、そのまま画像生成の必要VRAMへ当てはめることはできません。