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ケースの「対応グラボ長」だけでは、取り付けられるかを判断できません。カードの長さと厚み、電源ケーブルを挿した状態の横幅、ファンやラジエーターとの干渉を確認します。
同じGPUでもメーカーや型番でサイズが違います。商品名の末尾まで決めてから、実際のケース構成と照合しましょう。
まず、カードの寸法と電源端子を調べる
| 具体例 | メーカーの寸法 | 接続 |
|---|---|---|
| ASUS Dual RTX 5060 Ti 16GB OC(DUAL-RTX5060TI-O16G) | 229×120×50mm、2.5スロット | 8ピン×1 |
| MSI RTX 5070 Ti 16G GAMING TRIO OC | 338×140×50mm | 16ピン×1 |
根拠はASUS仕様とMSI仕様です。数値の並び方や測定範囲はメーカーにより異なるので、製品図も見てください。カード本体の幅に、ケーブルの余裕が含まれているとは限りません。
長さ:前面ファンやラジエーターの位置を見る
ケースの説明書で、前面に何もない場合と、ファン・ラジエーター装着時の制限を確認します。HDDケージや配線も突き出していることがあります。内部寸法を測るときはPCを停止して電源を外し、部品を傷つけないようにしてください。
たとえばケースの最大長が350mmでも、前面部品が30mmを占有する設置条件なら、使える範囲は320mm程度になる可能性があります。この仮の例では338mmのカードは入りません。ただし、メーカーの350mm表記が前面ファン込みなら、同じ厚みをもう一度差し引かないよう条件を読みます。
厚み:空いている拡張スロットと吸気の空間
2.5スロットのカードを、背面の金具が2枚分だから2スロットでよいとは考えません。クーラーが隣のスロットへ張り出すため、下にある拡張カード、M.2用の大型ヒートシンク、ケーブルの位置まで確認します。
ケース底面や電源カバーとの間が狭い場合は、物理的に入ってもファンの吸気を妨げることがあります。ライザーを使った縦置きも、側板との距離や対応規格が別条件です。見た目だけで選ばず、ケースとライザーの説明書を確認してください。
側板:ケーブルをつないだ状態で考える
GPUの電源端子が側面を向いていると、カード本体が入ってもケーブルが側板に押される場合があります。コネクターを奥まで挿し、ロックを確認できること、端子付近を無理に曲げないことが必要です。
曲げに必要な距離はケーブルの製品指示を優先してください。側板で押し込めば閉まる状態は、適切な余裕とはいえません。対応が不明な直角アダプターを追加して解決したつもりにならず、メーカーが認める接続方法かを確認します。
支持具・配線・取り付け順まで含めて確認
- 付属のサポートステーがケースの底面やファンに干渉しないか。
- HDDケージやフロントパネル配線を圧迫しないか。
- カードを差し込む角度と開口部に余裕があるか。
- 電源ケーブルの長さが届き、張力がかからないか。
- 取り付け後もファンがケーブルに触れないか。
寸法がぎりぎりなら、ケースメーカーの装着例や販売店の相談窓口で、ケース型番・GPU型番・前面冷却構成をまとめて伝えます。GPU名だけでは回答できない場合があります。
購入前に残すメモ
「ケース型番/前面ファン・ラジエーター/使える長さ/空きスロット/側板までの余裕/電源型番」を一枚にまとめておくと比較が簡単です。短いカードへ変更すれば解決するのか、ケースや電源ごとの変更が必要なのかを判断してから購入しましょう。