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2ベイNASは、本体+HDD+別のバックアップ先で予算を組みます。家族や複数PCで同じファイルを使いたい人には便利ですが、PC1台の週末バックアップだけならUSB外付けHDDで足りる場合もあります。
「HDDを2台入れれば全部安全」「2.5GbEなら必ず速い」と考えず、共有したいデータと管理にかけられる手間を先に整理しましょう。
NASが合う使い方、外付けHDDでよい使い方
| やりたいこと | 検討する構成 | 確認点 |
|---|---|---|
| 複数PCで写真・書類を共有 | NAS | アカウント、権限、バックアップの管理 |
| 1台のPCを週1回保存 | USB外付けHDD | 接続を忘れず、保存結果を確認できるか |
| 家の外でもデータを使う | NASの公式機能またはクラウド | 認証・更新・通信環境と公開範囲 |
| 動画の共同編集 | 必要速度に合うNAS・LAN全体 | ドライブとネットワークの両方が足りるか |
NASはネットワーク機器なので、初期設定後も更新や通知の確認が必要です。管理を引き受ける人がいない家庭なら、用途を絞った外付けやクラウドのほうが運用しやすいこともあります。
2機種を比較するときは、LANと使う機能を見る
| 候補 | 主な構成 | 比較したい用途 |
|---|---|---|
| Synology DS223j/G | 2ベイ、1GBメモリ、1GbE | 基本的なファイル共有・家庭の保存先 |
| Synology DS225+ /G | 2ベイ、2GBメモリ、2.5GbE+1GbE | 対応アプリや有線速度の余裕も検討する人 |
構成はDS223jのハードウェア仕様とDS225+のデータシートに基づきます。ガイドブック付き商品の表記とHDD同梱は別なので、購入画面で本体のみか、ドライブ込みかを確認してください。
1Gbpsを8で割ると理論上125MB/秒、2.5Gbpsなら312.5MB/秒ですが、実際は通信処理などの影響で下がります。NASだけ2.5GbEにしても、PCやスイッチが1GbEなら、その経路では1GbEが上限です。小さいファイルが多い場合や複数人で使う場合も、数字どおりにはなりません。
HDD2台で、容量はどうなる?
同容量2台でRAID 1を組むと、両方に同じ内容を保存するため、使える容量はおおむね1台分です。8TB×2台なら、16TBを自由に保存する構成ではありません。OSや管理領域、単位の違いで、表示容量はさらに変わります。
RAIDはドライブ故障への備えになりますが、誤削除、暗号化被害、NAS本体の故障、盗難などに対する別コピーにはなりません。スナップショットが使える構成でも、本体が失われる事態への備えは別に必要です。
HDDはCMRだけでなく、NASの互換表で決める
NAS用の比較候補にはWD Red Plus 8TB(WD80EFPX-AJP)やSeagate IronWolf 4TB(ST4000VN006/EC)があります。ただし、容量・型番・ファームウェアを含め、購入するNASの現在の互換性情報で確認してください。NAS向けという商品説明だけで、すべてのNASへの対応を保証するものではありません。
運転音と置き場所も大切です。寝室や静かな机の上ではアクセス音が気になる可能性があります。通気を保てて、LANと電源を安定してつなげる場所を用意しましょう。冷却のための開口部を塞ぐ収納は避けます。
購入予算はこの5項目を足す
- NAS本体。
- 必要容量の対応HDD。RAID 1なら基本的に2台分。
- 別のUSB HDDやクラウドなど、バックアップ先。
- 必要ならLANアダプター・スイッチ・ケーブル。
- 停電時の安全な停止を考えるなら、対応UPS。
予算が合わないときは、まず外部接続や高負荷アプリなど不要な用途を減らします。バックアップ先を削って本体だけ上位にしても、データを失うリスクへの備えは増えません。
導入後、ファイルを移す前に確認する
OSを更新し、利用者ごとにアカウントと権限を分け、必要な人だけがアクセスできる状態にします。外部公開は必要性と公式手順を確認してから設定してください。少量のファイルで共有とバックアップ、復元を試し、成功を確かめてから本格的に移します。