Windows 11では、新しいファイルの保存先をDドライブへ変更できます。ただし、設定を変えるだけで、今ある写真や書類がCドライブから移るわけではありません。
「今後の保存先を変える」「今あるデータを移す」「アプリを移す」は別の作業です。ここを分けて進めると、設定したのにCドライブが空かない理由も分かります。
何をDドライブへ移したい?
| やりたいこと | 使う方法 |
|---|---|
| これから作る文書や写真の保存先を変える | Windowsの「新しいコンテンツの保存先」と、使うアプリの設定を確認 |
| 今ある動画や書類を移す | Dドライブの専用フォルダーへコピーして確認 |
| ブラウザーでダウンロードする場所を変える | ChromeやEdgeなどのダウンロード設定を変更 |
| インストール済みアプリやゲームを移す | アプリやゲームランチャーが用意する移動機能を使用 |
新しいコンテンツの保存先を変更する
- スタートから設定 → システム → ストレージを開きます。
- ストレージの詳細設定 → 新しいコンテンツの保存先へ進みます。
- 文書、音楽、写真と動画など、変更したい種類の保存先でDドライブを選びます。
- 「適用」を押します。複数の項目を変える場合は、それぞれ適用します。
- 普段使うアプリで試しにファイルを保存し、実際の保存場所を確認します。
種類ごとに保存先を指定できることは、Microsoftのストレージ設定の説明でも案内されています。画面の場所はAcerのWindows 11向け手順も参考になります。
この設定が、すべてのアプリ独自の保存先まで一括変更するわけではありません。画像編集ソフト、録画ソフト、ブラウザーなどは、ソフト側の設定や「名前を付けて保存」の場所も見ておきましょう。
Cドライブの空きを増やすなら、既存ファイルの整理も必要
まずは、自分で保存した写真や動画など、用途が分かるファイルから移します。Dドライブに「写真」「動画」「書類」などのフォルダーを作ると、後から探しやすくなります。
- 移したいファイルをDドライブへコピーします。
- コピーが終わったら、Dドライブ側から写真、動画、書類をいくつか開きます。
- 件数やフォルダーの中身を比べ、必要なものがそろっているか確認します。
- 重要なファイルには別のバックアップを用意します。
- 確認できた分だけCドライブ側を整理します。
いきなり大量のファイルを切り取って移動すると、途中で止まった際にどこまで移ったか分かりにくくなります。写真を年ごと、動画を作品ごとなど、小分けに進めると確認しやすくなります。
移した後は、古いショートカットやアプリの「最近使ったファイル」が以前の場所を指していることがあります。Dドライブ側から開き直し、必要ならショートカットを作り直してください。
Windows・Program Files・ユーザーフォルダーを丸ごと移さない
Cドライブがいっぱいでも、WindowsやProgram Filesをエクスプローラーで移してはいけません。アプリの登録情報や動作に必要な場所まで変わり、起動できなくなるおそれがあります。
ゲームならランチャーのライブラリ移動機能、アプリなら設定に移動ボタンがあるかを確認します。移動に対応しないアプリは、提供元の手順に従って再インストールを検討します。
ドキュメントやデスクトップをフォルダーごと移す方法もありますが、OneDriveのバックアップと組み合わさっている場合は扱いが変わります。まずフォルダーの実際の場所を確認し、単純なファイルコピーと混同しないようにしてください。
Dドライブが表示されないとき
エクスプローラーの「PC」にDドライブがあるか確認します。DがDVDドライブだったり、そもそも別の保存領域がなかったりすれば、保存先としては使えません。EやFなど、別の文字が付いている場合もあります。
外付けドライブなら、接続と電源も確認します。データ入りのドライブに初期化やフォーマットの案内が出ても、そのまま実行しないでください。外付けHDDが認識しないときの確認順で、接続から順番に切り分けます。
Dドライブに移せばバックアップになる?
元を消してDに移しただけなら、ファイルは1つのままです。さらに、CとDが同じ物理ディスクを分けたものなら、そのディスクが壊れると両方に影響することがあります。
保存場所の変更は、容量の使い方を整える作業。バックアップは、失っても戻せるコピーを別に残す作業です。普段の保存先にDを使い、重要な書類や写真は外付けHDDなどにも残す、と役割を分けましょう。