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Quick Sync Video(QSV)ってなに?パソコン初心者にもわかる超やさしい解説

動画を見たり、編集したり、ライブ配信をしたことがある人なら、「動画が重くてカクカクする…」と感じたことがあるかもしれません。

そんなときに役立つのが、Intel(インテル)の「Quick Sync Video(クイックシンクビデオ)」という機能です。この記事では、パソコン超初心者の方にもわかるように、QSV キューエスブイ についてやさしく説明していきます。


1. Quick Sync Video(QSV)ってなに?

簡単に言うと、動画の処理を速く、軽くしてくれる魔法のような機能です。

Intel(インテル)のCPU(パソコンの頭脳)には、「内蔵GPU(グラフィック機能)」がついているモデルがあります。この内蔵GPUが、動画を作ったり再生したりする作業を手伝ってくれるのがQuick Sync Video(QSV)です。


2. どんなときに役立つの?

QSVが活躍するのは、こんなときです:

  • 動画編集ソフトで書き出すとき(エクスポート)
  • YouTubeやZoomなどでライブ配信するとき
  • DVDやブルーレイをパソコンで変換(リッピング)するとき
  • 高画質な動画をサクサク再生したいとき

QSVを使うことで、動画の処理がとても速くなり、パソコンへの負担も減ります。


3. どんな人におすすめ?

  • YouTubeに動画をアップしたい人
  • 結婚式や旅行の動画を編集する人
  • テレワークでZoom会議をする人
  • パソコンが古くて重く感じている人

「パソコンが重いな…」と感じている人ほど、QSVの効果を実感しやすいです。


4. どうやって使えるの?

QSVは特別な設定をしなくても、自動で働いてくれることが多いです。ただし、以下の条件が必要です:

  • Intelの内蔵GPUつきCPU(Core i3/i5/i7などのFが付いていないモデル)
  • QSV対応のソフト(Adobe Premiere Pro、DaVinci Resolve、OBSなど)
  • WindowsやMacなどの対応OS

たとえば、「Core i5-14400」はQSVが使えますが、「Core i5-14400F」は内蔵GPUがないので使えません。


5. QSVが使えるとどう変わるの?

項目QSVなしQSVあり
動画の書き出し時間長い(数十分)短い(数分)
パソコンの動作重くなる軽くなる
ファンの音ブォーッと鳴る静かになることも

まとめ:Quick Sync Videoは初心者の味方!

QSVは、動画を扱う人なら誰でも助かるIntelの便利機能です。

高価なグラフィックボードがなくても、IntelのCPUに内蔵されたGPUでサクサク動画処理ができるので、初心者やライトユーザーにはとてもおすすめです。

もしこれからパソコンを選ぶなら、「FのついていないIntelのCPU(例:Core i5-14400)」を選べば、QSVを使えるので安心ですよ!

QSVが使えるCPUそれに対応したマザーボード
Intel CPU Corei5 14400MSIマザーボード PRO B760M-A DDR4 II 第14/13/12世代Intel CPU(LGA1700)
Intel CPU Corei3 14100 第14世代 4(4P+0E) 4.70GHzMSIマザーボード PRO B760M-A DDR4 II 第14/13/12世代Intel CPU(LGA1700)

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