ストレージ(SSD・HDD)

4K動画を撮影する人にとって大容量保存のストレージはどれがコスパがいいか?オススメHDDをご紹介します。

4K動画を撮影する人にとって大容量ストレージの存在は切っても切れない存在です。

筆者も4K動画撮影をよく行うので、今回の記事では動画撮影者にオススメの大容量ストレージをご紹介します。

カメラーメーカーによる記録設定名などについて

4K解像度・Log撮影・10bit記録を前提とした、10分/30分/1時間あたりのファイルサイズの目安をカメラ形式ごとにまとめました。


撮影時の設定の前提条件(共通)

  • 解像度:4K(3840×2160)
  • フレームレート:30fps
  • 色深度:10bit
  • 圧縮方式/ビットレート:各社のLog記録で主流な形式

ファイルサイズ目安一覧(Log撮影・10bit)

以下は撮影時にどのくらいのファイルサイズを消費するかをざっくりまとめた表です。

結論から申しますと、1時間あたり50GB~100GB前後消費するものがほとんどです。

記録方式(コーデック)ビットレート10分30分1時間主な使用機材
H.265 10bit 4:2:0(高圧縮)約100Mbps約7.5GB約22GB約45GBCanon R6、Sony α7 IVなど
H.264 10bit 4:2:0(中圧縮)約150Mbps約11GB約33GB約66GB一部FUJIFILM機種など
H.265 10bit 4:2:2(業務向け)約200Mbps約15GB約45GB約90GBGH6、X-H2S、α7S IIIなど
ProRes 422 HQ(高画質)約707Mbps約53GB約160GB約320GBGH6, BMPCC, Nikon Z9など
Blackmagic RAW(12bit)約540~1000Mbps約40〜75GB約120〜225GB約240〜450GBBMPCCシリーズ
Apple ProRes(iPhone 10bit)約300Mbps約22.5GB約67GB約135GBiPhone 13 Pro以降

HDDのサイズはどれを買えばいいか?

大きいに越したことはないですが、

・大きすぎてもコストが掛かりすぎる。

・破損した際の精神的ショックが計り知れない。

などの点から、筆者オススメサイズは8TB~24TBがおすすめです。

筆者が普段よく買うHDDは下記のHDDです。

安いときはシーゲート製のものを買うときもあります。

上記2つは8TBで2万円を切りますから、2025年現在、大容量HDDの定番モデルとなっています。

長期保存のためにREDモデルが良いという考えもありますが、NASとしての運用を考えていない場合

割高なので個人的にはブルーかバラクーダで良いと考えております。

複数台運用する際は下記のようなエンクロージャーに入れて運用すると管理しやすいですよ。

注意点はHDDの1台あたりの最大容量が16TBまでなので、それ以上のサイズを使う人は注意です。

容量単価が破格の新しい大容量HDDが最近出ました。

最近イカしたHDDが登場しまして、

Seagate BarraCuda 3.5インチ 24TBの 「ST24000DM001/EC」というものです。

これはなんと24TBなのですが、価格は価格破壊の5万円弱。

8TBHDD換算で16000円ちょいとなっております。

しかも1台なので、消費電力は安いです。

電気代換算すると下記の通りです。

稼働時間年間電気代(目安)
1日5時間約300円前後
1日24時間(常時稼働)約1,400円前後

微々たるものかもしれませんが、複数台運用してる人にとっては馬鹿にできない数字かもしれませんね。

24TBをパーティションを切って運用するとよいかと思います。

常時アクセス向きではありませんので、あくまでも保存用のストレージとして使うことをオススメします。

正直この手のものは持って5年、10年持ってくれたら大往生かと思います。

前述したエンクロージャーにいれる場合は24TBに非対応の製品が多いので要注意です。

HDDの台数を少なくスマートに管理したい人、もしくは容量単価の安いHDDを探している人にはうってつけです。
今かなり売れてますよ。

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