Intel Core i5シリーズを購入する際、「F付きモデル」と「Fなしモデル」の違いが気になりませんか?
この記事ではCore i5-14400FとCore i5-14400の違いを簡単に説明していきます。
「14400」と「14400F」の基本的な違い
この2つのCPUの最大の違いは、内蔵GPU(グラフィックス機能)の有無です。
- Core i5-14400:内蔵GPU「Intel UHD Graphics 730」搭載
- Core i5-14400F:「F」モデル=内蔵GPU非搭載
つまり、「Fモデル」を使用する場合は必ず別途グラフィックボードが必要になります。
ゲームをしないなら内蔵グラフィックスのIntel UHD Graphics 730で十分です。
実用性で比較
Core i5-14400(内蔵GPUあり)のメリット
- グラフィックボードがなくても映像出力可能で、ビジネスや普段使いのPCに最適。
- GPUが故障した場合でもグラボを取り外して、内蔵GPUで緊急対応が可能。
- グラボが要らない分、消費電力が比較的抑えられる。
Core i5-14400F(内蔵GPUなし)のメリット
- 同スペックで14400よりも安価。
- ゲームや高性能GPUを常時使う用途なら無駄がなくコスパが高い。
Quick Sync Video(QSV)の有無
内蔵GPUを搭載した14400は「Quick Sync Video(QSV)」機能が利用可能です。
QSVについては下記記事をご覧ください。
QSVとは、IntelのCPU内蔵GPUを活用した動画の高速エンコード・デコード機能です。特にYouTube動画編集、ライブ配信、動画変換など映像系作業に役立ちます。
14400Fには内蔵GPUがないため、QSV機能は利用できません。
- 動画編集や配信が多い → Core i5-14400がおすすめ。
- 動画編集をしないならコストを抑えてCore i5-14400Fでも十分。
リセールバリュー(中古市場価格)を考える
中古市場においては、「内蔵GPUあり」のモデル(14400)が高く評価される傾向があります。
- 「14400」は内蔵GPUのおかげで再利用の幅が広く、需要が安定している。
- 「14400F」はGPUを別途購入する必要があり、ターゲット層が限定されるため若干リセールバリューが下がりがち。
どちらを選ぶべきか?
項目 | Core i5-14400 | Core i5-14400F |
---|---|---|
内蔵GPU | ○ | × |
Quick Sync Video | ○ | × |
単体使用(ビジネス用PCなど) | 最適 | 別途グラボが必要なため不向き |
動画編集・配信用途 | 優秀 | GPU次第 |
コストパフォーマンス(購入時) | 普通 | 良好 |
リセールバリュー | 良好 | やや低め |
- 内蔵GPU付きの14400 は、ビジネス用途、動画編集や配信、汎用性を求めるユーザーに最適。
- 内蔵GPUなしの14400F は、高性能GPUを常に使うゲーマーやコスト重視の自作派に最適。
まとめ
実用性や動画編集(QSV)、リセールバリューを考えると、Core i5-14400のほうが万能でリスクも低めです。一方、予算を抑え、専用グラフィックボードを常用する用途であればCore i5-14400Fも選択肢に入ります。
価格差がほとんどない場合は、筆者は以下のCore i5-14400をオススメいたします。